音が出なくても、あきらめないで!!
一晩徹夜して作った自作エフェクターの音だしで音が出ない・・・ 僕もそんな経験が多数あります。実際僕が経験したアホな失敗も含めてトラブル事例を 紹介しておきますので、参考にしてください。
- 入力のワイヤーが外れていた。
- 回路の電源に9Vラインを配線していなかった。
- 回路のGNDラインをつないでいなかった。
- トランジスタソケットは接続していたが、すべて封入した後で、 トランジスタをさすのを忘れていた。
- 基板配線を間違っていた。
音の信号ラインには特に気をつけて配線するのですが、電源やGNDラインは見落とし がちです。逆に半田付け等で素子を壊したとかは、よほどダイナミックな半田付けを しない限りないと思います。僕も今まで経験がないです。
ここまでチェックしても問題ないのであれば、テスターでDC電圧(AC電圧ではない)を 測定してみてはいかがでしょうか?DC電圧測定にて、回路の動作点(DC電圧)を見ていきます。 DC電圧に関係あるのは、抵抗とトランジスタ、オペアンプです。コンデンサはオープン、 コイルはショートと考えて問題ないです。ダイオードもクランプをかけただけならば オープンと考えてOKです。
まず、9Vラインにきちんと9Vが入っているか確認しましょう。入っているのであれば、 次は、トランジスタのベース、コレクタ、エミッタ(JFETでは、ゲート、ソース、ドレイン) の電圧を確認します。
- トランジスタのベースが、0.5V〜5V程度であればOK
- トランジスタのコレクタが、3V〜8V程度であればOK
- トランジスタのエミッタが、0.5V〜4V程度であればOK
- JFETのゲートが、0Vor4.5V程度であればOK
- JFETのソースが、0.3V程度or4V〜5V程度であればOK
- JFETのドレインが、3V〜8V程度であればOK
- オペアンプの+/-端子が4.5V程度で同一あればOK
- オペアンプの出力端子が4.5V程度であればOK
回路が間違っている、素子が壊れている等が発生している場合、DC電圧の値が0Vや9V 等に張り付きます。回路が間違っておらず9Vも入っており、でもDC電圧が出ない場合は、 素子が壊れている可能性があります。
DC電圧が正常に出ており、それでも音が出ていない場合は、信号ラインに問題が あります。コンデンサが正常でない、線が切れている等あります。
TOP