Monkey Guitar Instruments Lab.

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VANZANDTピックアップに交換(2006/9/2)

大阪のギター屋さんで中古のヴァンザントストラトを試奏し、 一発で惚れ込んだのですが、何せ安いものではないため泣く泣くあきらめました。 しかし!!どうしても忘れることができず、かといってそのまま買うのもためらわれたので、 ピックアップ交換に踏み切りました。 ギターはFenderの中古ストラトで、元はFenderカスタムショップの 54ピックアップが搭載されています。ピックアップ交換作業を素人ながら レポートしていきます。

今回のピックアップ

今回付け替えた新しいピックアップは、ヴァンザントの3種類のものです。 フロントピックアップはTRUEVINTAGEというモデルで、出力が弱めですが 枯れたサウンドが特徴ということ。センターピックアップはヴァンザント標準の VINTAGEPLUS、リアはフェンダー系のきらきらトーンをあえて選ばずに出力が 高めのROCKというモデルを選択しました。なかなか楽しみな三兄弟です。

元のストラト

元のストラトは前にFENDERカスタムショップ製54にピックアップを交換した フェンダージャパンのストラトを選択しました。ボディが軽く、鳴りが結構いいので、 今回のピックアップにもってこいでは?との思いです。

部品をはずしボディのみに

ピックガードをはずして、ボディのみの状態です。

改造前のピックガード

FENDERカスタムショップ製の54ピックアップが搭載されている状態。 トーン用コンデンサはコーネルダブラ製のTinyChiefです。

VANZANDTピックアップを搭載

54ピックアップをはずし、今回のヴァンザント三兄弟を取り付けた状態です。 ピックアップカバーをピックアップに取り付けるときは、擦れてピックアップの ワイヤーが切れないか慎重に作業します。

ピックガードの取り付け

ピックガードを大好きなべっ甲柄に変更し、ピックガードを取り付けました。 しかし、新しいピックガードはボディに完全にFITしているわけではなく、 写真では見づらいですが、ネック部分とブリッジ部分がずれて引っかかります。 引っ掛かりがなくなるようにカッターでピックガードを調整しました。

ネックの取り付け

ネックを取り付けて、あとは弦を張るのみ!!

完成です!!

完成です。べっ甲柄のピックガードがギトギト感を出していて僕の好みです。 音の感想は、当初の予想通り枯れている+芯のあるサウンドです。Fender系ピックアップの きらきら感が若干減少し、かりっとしたサウンドに仕上がっていると思います。 しかしこの辺は使用するギターによっても変化すると思います。

サンプルサウンドUPします。VANZANDTピックアップ+マーシャルJCM900クリーンと MonkeyFATDriveで歪ませてみました。Fender-Japanのクリーンも録音してみましたので、 聴き比べてみてください。

VANZANDTフロントピックアップはこちら
VANZANDTミドルピックアップはこちら
VANZANDTリアピックアップはこちら
VANZANDTリア+MFDはこちら
VANZANDTリア+MFDリフはこちら
Fender54フロントピックアップはこちら
Fender54リア+MFDリフはこちら

Fender-Japan BlackStrat'96?&改造

このギターは、シリアルNo.からみると95年から96年ぐらいのST-57です。Deluxe Reverbを見に行った京都町屋のギター屋さんでアンプと一緒に譲ってもらいました。 店では、調整前と言うことで弦も張られずにおいてありましたが、前からBlackの ボディーがほしかったのと、10年ぐらい経過していると言うことで、飛びつきました。

はなからアッセンブリ系はすべて交換する予定だったので、ボディーとネックを残し、 以下のように改造しました。

試奏してみた結果、どうやら50FATのピックアップはビンテージを意識してるのか 少しかすれたようなトーンでした。54ともまた違った味わいがあります。煌びやかな面も あわせ持ち、低音を少し強調しているようですがこもるほどでもなく適度なサウンドに 仕上がっていると思います。

特徴は、FATと名前のついているとおり出力が54に比べ大きくなっています。 54はピックアップの抵抗値が、5.8kΩ(ネック)-5.8kΩ(ミドル)-6.5kΩ(ブリッジ)ですが、 50は6.1kΩ(ネック)-6.1kΩ(ミドル)-6.5kΩ(ブリッジ)となっています。 ピックアップはコイルですが、DC的に見ればただの銅線です。抵抗値は銅線の抵抗値、 つまり長さを見ているわけで抵抗値が大きいほど多く巻いていることになると 考えられます。コイルの巻く回数(ターン数)が多いほどより振動を拾えますので、 (1本で拾うより1000本で拾った方がいっぱい拾えますよね)より出力を大きくすることが できるわけです。ロック系で使用するには50を選択し、ブルース系で使用するには 54を選択する、というのが僕の感想です。

ボディーの鳴りはこれからですが、末永く使っていきたいと思います。ピックアップの 違いについては、後日レポートでもしてみたいと思います。


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